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「マルドリ方式施設設計支援システム」インフォメーション

「マルドリ方式施設設計支援システム」は, 独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 近畿中国四国農業研究センター 四国研究センター 総合研究第2チーム(現在, 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 西日本農業研究センター 四国研究拠点 カンキツ生産グループ で業務を継続)で開発しました。

本システムの著作権は同機構が保有しており,開発担当者は島崎昌彦(現在,農村工学研究部門),草塲新之助(現在,果樹研究部門),星典宏,森永邦久(現在,岡山大学農学部)です。

「マルドリ方式」とは,やはりカンキツ生産グループ(当時は農林水産省四国農業試験場総合研究第1チーム) が開発した, ウンシュウ(温州)ミカンや中晩柑を含めたカンキツ(柑橘)の新しい栽培方法で,省力的に高品質な果実を生産でき,隔年結果の軽減も期待されています。

名前の由来は本来の名称である「周年マルチ点滴かん水同時施肥法」の「マルチ」と「ドリップ(点滴)」の 組み合せです。 この方法では,マルチを一年中敷いて点滴チューブ(点滴管,かん水チューブ)を併用し,かん水(潅水・灌水)と液肥による施肥を行います。 ただし,状況に応じて,夏秋季以外はマルチを片付けたり,かん水はしても施肥は別途に行う場合もあり, 様々なバリエーションも含めて「マルドリ方式」と総称しています。

本システムは,マルドリ方式を導入する際に必要な,点滴チューブの水圧に過不足を生じないための施設設計を, かん水施設の設計(水理設計,配管設計)に不慣れな人でも専門知識を用いることなく省力的に行うことを支援するものです。