北農研サイエンスカフェ「クラークの丘から」は北海道農業研究センターの研究者がどんな研究を、どんな想いで行なっているのかを一般の方々に紹介することを目指しております。第一回は岡崎さんによる「野菜の健康診断」、メタボローム解析技術の農業への応用展開についての紹介をしていただきました。第2回は北大との共催で北大からGOTOさん、北農研からは植原さんに「エレガントな動物達」として線虫研究の最前線を、実際に線虫を観察したりしながら行ないました。第3回は渡邊さんによる「牛にGPS?」として放牧牛の行動管理を正確に行なうことによる重要性を紹介していただきました。第4回は稲の育種に取り組んでいる松葉さんの研究紹介で、試食も行ないました。

 8月7日に第5回はバレイショ栽培チームの眞岡さんをマスターにしてお話をしていただkました。今回は事前の参加登録をお願いしていなかったので正確な参加人数が分からず、少々心配していたのですが、ふたを開けると部屋は満杯の40名の参加となりました。古い建物のため、開かない窓が多く(二つしか開きませんでした)、とても暑い中での開催となってしまい、参加された皆様には大変申し訳ありませんでした。それでも、いただいたアンケートからは今回の眞岡さんのサイエンスカフェに大変興味を持っていただいた様子が伺えました。サイエンスカフェ終了後も眞岡さんの実験温室等を参加者の一部の方々が訪問し、随分と盛り上がったようです。研究者と直接対話をして、お互いの研究や見識をより深めることが出来たのではないかととてもうれしく思っております。ウイルスと人間、社会との関係について参加者であれば何か心に残ることがあったと思います。

第6回の北農研サイエンスカフェが終了いたしました。54名もの参加をいただきました。本当にありがとうございます。年齢層は広範にわたっておりますが、女性が多いのが特徴です。北農研の知名度もだいぶ?上がっておりますが、まだまだ100%ではありません。北海道、農業、研究機関といったら誰もが北農研と答えるようになってもらいたいものです。学生さんの参加が多かったのは場所の選択が影響を与えていると思います。参加した理由はテーマに興味があった方が一番ですが、北農研そのもの興味をもたれている方も多かったです。肝心のサイエンスカフェ自体については、話の内容は分かりやすかったが半分以上、不満が一人ありましたが、その他はまあまあ分かりやすかったということで、一般の方対象に行なったサイエンスカフェとしては満足の行く結果だと思います。全体としての満足度は高く、7割以上の方から満足したという回答をいただき、その他の方もまあまあ満足したということで、試食やバレイショの配布といった北農研側のサイエンスカフェに対しての力の入れ方を評価していただいたものと考えております。

個人的には全く研究分野の異なる若林さんの研究の一端をかいま見ることができ、とても満足しております。



 さらには、北農研の研究者の方も何名も参加していただきました。サイエンスカフェというスタイルのアウトリーチの重要性を少しでも伝えられたのであればうれしく思っております。また、今回は北農研と北大の連携大学院のM1の太平さんがファシリテーターをつとめてくれました。北大の専門家の守さん(現 川本さん)の指導もいただきながらでしたが、とても気持ちのよいサイエンスカフェにしていただきました。ありがとうございます。

 

第7回の北農研サイエンスカフェを平成23年3月12日開催いたしました。今回の題材はバレイショの育種に関する話です。皆さんはバレイショというとどんな品種を思い浮かべますか?男爵芋、メイクイーンという回答が聞こえてきそうです。でもどちらも古い品種です。海外の研究者が日本に来て驚くそうです。なんでこんな古い品種をいまだに使っているの?と。

古いものが悪いと行っている訳ではありませんが、病気へのかかりやすさなど色々問題があるのも事実です。そこで、病気にも強く、味も良く、そして見かけも可愛い?新しいバレイショの品種を北農研では次々に生み出しています。今回のサイエンスカフェではそんな新しいバレイショの仲間を紹介すると同時に、品種開発に携わる育種の研究者のお話をお聞きできました。


第7回のサイエンスカフェは開催案内が3月10日の北海道新聞朝刊(イベントウィークリー)、読売新聞夕刊(ほっかいどうCity Life)に掲載されました。少しずつ知名度が上がって来たのかと期待しております。

第8回サイエンスカフェ報告


当日の模様はUstreamから放映されています(まだ見れます)

http://www.ustream.tv/recorded/15745789


平成23年7月2日(土曜日)にスペースタイム(札幌市北区北10条西4丁目)において開催した(13:00-14:30)。今回は事前申し込みによって参加者をつのり、合計30名の参加となった。講演者は寒地特産研究領域の船附稚子研究員に、ファシリテーターとして連携大学院学生の太平佳菜さんにお願いをした。テーマは『「おいしい!」で自給率を上げる科学』。また、試食スタッフとして元北農研研究員(現、中央農研)の早野由里子研究員、日系ブラジル人のMitsue Mori Shinanoさんにも参画をしていただいた。前半部分では元々小麦の研究者であった講演者がイネの研究にも着手した経緯を紹介していただき、その中で小麦粉と米粉の意外なコラボレーションが生まれてきたことを話していただいた。それぞれの粉が持つ性質とそれを勘案した上での新たな研究と、応用。これによって生み出された新しい食材といった一連の流れを解説された。一般の参加者には、これらの話を聞いた上で米粉パンを試食していただき、その感想をいただいた。また後半では、米粉澱粉の特性とキャッサバから作るタピオカ澱粉の特性に類似点が多いことに気づいたことから、南米のお菓子であるPao de Queijoを米粉100%で試作した早野研究員が登場し、本場のレシピと材料で作られたPao de Queijoを持参したMitsue Mori Shinanoさんとの食べ比べを行った。一般の参加者には試食をしながらも、それぞれ(小麦粉、米粉、タピオカ)の澱粉特性を理解していただけたと期待している。研究は個々の分野に特化するのみではなく、異なる分野の研究者が集まることで意外な展開が生まれるのだと言う船附さんからの意見に納得したサイエンスカフェになりました。そして、美味しい物を食べたいというモチベーションが研究に必要なことも。

第9回サイエンスカフェ案内

平成24年1月14日(土曜日)13時より、スペースタイムにおいて開催いたしました。

寒い中を約20名の参加をいただきました。今回もUstreamによる配信を行ったところ、同時に10名近くの視聴を行っていただきました。大変ありがとうございます。

Usteramは以下のサイトから視聴できます。また、当日の発表スライドは以下のslideshareから公開しております。

USTREAM clarkcafe

Slideshare


次回は2月26日−3月2日にかけて地下歩行空間において小規模のサイエンスカフェを。今回と同じ規模のサイエンスカフェは日程未定ですが地球温暖化の話題をもう一つ行う予定です。