04. R 用エディタ


R 用エディタについて

R では 1 つの命令が数行にわたる場合が多い.このような場合,R の入力画面に直接入力すると,間違ったときにもう一度始めから入力し直さなければならなくなるので不便である.1 つの命令が数行にわたる命令を記述する際,いきなり R の入力画面に直接入力するのではなく,適当なエディタに命令を書いておいて,まとめて実行するのがよい.

Windows の場合,メニューの [ファイル] から [新しいスクリプト] を選択すると,R 用のエディタ( R Editor )が立ち上がる.

R 用のエディタに命令を記述することが出来る.命令を実行する場合,実行する命令をマウスなどで範囲選択し,[編集] の [カーソル行または選択中のRコードを実行] を選択すると,命令が実行されて結果が表示される.アイコン をクリックするか,[Ctrl] +[R] や [F5] でも同様のことが行える.

このショートカットキーは実に便利である.例えば,R 用のエディタ記述した命令を全て実行する場合,[Ctrl] +[A] を行ってから [Ctrl] +[R]  とするのが速い.

Mac OS X の場合,メニューの [ファイル] から [新規作成] を選択すると,R 用のエディタが立ち上がる.

そこに命令を記述することが出来る.命令を実行する場合,実行する命令をマウスなどで範囲選択し,[編集] の [実行] を選択すると,命令が実行されて結果が表示される.[Command] + でも同様のことが行える.

このショートカットキーは実に便利である.例えば,R 用のエディタ記述した命令を全て実行する場合,[Command] +[A] を行ってから [Command] + とするのが速い.

Linux の場合,vi や Emacs などに命令を書いておき,まとめてコピーして R のコンソールにペーストする方法が手っ取り早い.また,Emacs や XEmacs から R (などの統計解析アプリケーション)を使うことを目的としたエディタ

がある.ESS がどれだけ便利であるかは,ESS のホームページや RjpWiki,「The R Book」の 55 頁〜 56 頁などを参照されたい.

R 用エディタの「保存」と「開く」

R のスクリプトに命令を書いている場合で,書いたプログラムを保存する場合は,メニューの [ファイル] から [保存] を選択すればよい.

また,保存したファイルを開く場合は,まず,メニューの [ファイル] から [スクリプトを開く] または [文書を開く...] を選択する.

拡張子は何でも良いが,Windows 版 R の場合で,保存したファイルの拡張子を【 .R 】や【 .q 】以外の拡張子にした場合は,「ファイルの種類」を 【All files】 にする必要がある.

もし,関数の定義を "source.txt" に書いている場合で,コマンドライン上から関数の定義のみをファイルから読み込みたい場合は以下のようにする.

 
 source("C:/source.txt")

上の例のように,ファイル名だけでなくファイルのある場所(パス)も書くのが確実であるが,作業ディレクトリのフルパスを指定しない場合は現在の作業ディレクトリで data.txt が探されることになる(作業ディレクトリの参照・変更方法は この節 を参照のこと).初期状態では R の実行ファイルなどが入っているディレクトリ(Windowsならば C:\Program Files\R\R-2.2.1 ,Mac OS X ならば /Users/(ユーザー名))になっている.

前述の通り,関数の定義を "source.txt" に書き source("source.txt") 関数で読み込むことが出来るが,R の初期設定ファイル .Rprofile に行 source("source.txt") を入れておけば,いつも自動的に読み込まれる.また, R セッション中に関数定義を save() 関数で Rdata ファイルに保存しておくことも出来る.これは関数 attach() で定義ファイルを読み込むことが出来る.

 
 myfunc <- function(x) x^2
 save(myfunc, file="source.Rdata")

 ... 一旦終了 ...

 attach("source.Rdata")

RStudio

「RStudio」という R の統合開発環境も用意されている.フリーであり様々な OS で使用することが出来(対応 OS:Windows XP/Vista/7,Mac OS X,種々の Linux ),日本語にも対応しているため,プログラム作成にもってこいである.

詳しくは http://rstudio.org/ を参照されたい.