研究目標

農業環境に生息する生物の個体数を管理するための汎用的な技術を構築することを目指しています。そのために,次のような課題と取り組んでいます。

▼ どのような環境では生物個体数が安定に保たれやすいか。
▼ 生物が新たな生態系に侵入する際にどのように拡散してゆくか。
▼ 地球温暖化などの環境変化は生物個体数にどのような影響を及ぼすか。
▼ 個体数を管理するためには,どのようなモニタリングを行うとよいのか。
▼ 海外からの生物侵入を防止するためにはどのようにすればよいのか。

昆虫類を扱っていますが,その他の農業環境生物(植物病原菌など)や大型哺乳類(エゾシカなど)にも応用しています。



1998〜2020 年の主な論文(筆頭著者の論文)
▼ ウメ輪紋病を根絶するためには    [論文ダウンロード可能]

http: //cse .naro .affrc .go .jp/yamamura/Estimation of POD across laboratories .html

▼ 玄米中の放射性セシウム量を安全値に制御する方法

▼ なぜベイズ推定法の誤用が広まったのか? なぜ一様事前分布が誤用されるようになったのか?    [論文ダウンロード可能(J-STAGE)]

▼ 昆虫個体数の長期変動データの分析法: 状態空間モデルを活用する際の注意点について    [論文ダウンロード可能(J-STAGE)]

▼ 「検出下限」を正しく定義しよう

▼ ベイズ推定法の致命的な問題点: ベイズ推定法の正しい活用の仕方とは?

▼ 植物検疫における外来生物根絶確認のための統計分析  [和文解説ダウンロード可能]

▼ モデルの予測力を評価する:RD 基準の提案   [著者版原稿ダウンロード可能]

▼ 医学薬学系での経時測定データの分析:Key-factor/key-stage 分析の有用性   [著者版原稿ダウンロード可能]

▼ 農学と統計学  [論文ダウンロード可能(J-STAGE 公開)]

▼ 斑点米率の推定に必要なサンプル数   [元原稿ダウンロード可能]

▼ エゾシカの個体数を推定する   [元原稿ダウンロード可能]

▼ 遺伝子組換え作物を検出せよ   [元原稿ダウンロード可能]

▼ 恣意的なサンプリング調査のススメ   [最終原稿ダウンロード可能]

▼ 侵入生物の潜在的な分布拡大速度を予測する   [最終原稿ダウンロード可能]

▼ 温暖化すると害虫発生量はどれぐらい増加するか?  [論文ダウンロード可能]

▼ 従来のブラウン運動モデルの致命的な欠点  [論文ダウンロード可能]

▼ 生物拡散に関する「不確定性原理」を解決する方法  [論文ダウンロード可能]

▼ 標識再捕による個体数推定法の中で最もシンプルな方法 [論文ダウンロード可能]

▼ 苦労することなく個体数を推定する方法 [論文ダウンロード可能]

▼ 拡散係数を使わずに生物のランダム移動を表現する [元原稿ダウンロード可能]

▼ なぜ生物多様性は安定性をもたらすのか?  [論文ダウンロード可能]

▼ 現代生態学に残されたミステリーを解く: 生物の空間分布に関する一般原理 [論文ダウンロード可能]

▼ 生物の個体数を決定している環境要因を調べる方法  [論文ダウンロード可能]

▼ 侵入生物が加速的に分布を拡大する理由  [論文ダウンロード可能]

▼ 海外からの害虫の侵入を阻止する方法  [論文ダウンロード可能]

▼ 病気の侵入確率の推定法: WTOに提訴されたリンゴの火傷病の例  

▼ 地球温暖化が進むと昆虫の世代数はどれだけ増えるか [論文ダウンロード可能]

▼ 地球温暖化が食物連鎖に与える影響: イネ縞葉枯病の発生地域の変化 [論文ダウンロード可能]

▼ 個体数を分散分析にかける際の正しい変数変換法  [論文ダウンロード可能]

▼ 作物が密植されていると害虫数は減る  [論文ダウンロード可能]

▼ しかし,作物が密植されていると害虫は生存しやすい  [論文ダウンロード可能]

▼ 作物密度の一般的な影響

▼ アメリカ側の提案は妥当か  [論文ダウンロード可能]

▼ 昆虫の個体数の大小は何を基準に判断するとよいのか [論文ダウンロード可能]

▼ 昆虫の生存率と個体数を推定する方法  [論文ダウンロード可能]

▼ 学位論文  [ダウンロード可能 (PDF: 7,592 KB)]



数理統計研修資料
▼ 2018年度数理統計研修(基礎編)「回帰分析」講義パワーポイント (PDF 724KB)

▼ 2018年度数理統計研修(応用編)「一般化線型モデル」講義パワーポイント (PDF 1336KB)

▼ 一般化線型モデルに関する解説記事(山村 2009)「一般化線型モデルとモデル選択 −統計解析の新しい流れ−」植物防疫,63: 324-329

▼ ポアソン回帰およびGLMMと害虫の密度指数についての解説記事(山村・鈴木 2006)「農薬の効果判定:密度指数と補正密度指数」植物防疫,60: 112-116




その他

▼ 第50回日本応用動物昆虫学会賞授与ありがとうございました(18年4月) 

▼ 輸入リンゴの火傷病検査に関するWTOパネルで日本が敗訴(15年7月15日) 

▼ 侵入・導入昆虫隔離飼育施設の案内 (15年6月3日)

▼ 侵入生物に関する国際計画会議 GISP (12年9月17〜22日,南アフリカ,ケープタウン) 

▼ GISP 前会長のムーニー氏が2002年度のブループラネット賞を受賞!(14年11月)


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農業環境変動研究センター,統計モデル解析ユニット