ST_FilterByM — M値に基づく頂点のフィルタリングを行います。
geometry ST_FilterByM(
geometry geom, double precision min, double precision max = null, boolean returnM = false)
;
M値に基づいた頂点ポイントのフィルタリングを行います。返されるジオメトリは最小値以上最大値以下のM値を持つポイントだけでできています。最大値の引数が指定されていない場合には、最小値のみ考慮されます。第4引数が指定されていない場合には、M値は結果ジオメトリに存在しません。結果ジオメトリの頂点ポイントの数が、ジオメトリを構成するに必要な数に達しない場合には、空ジオメトリが返されます。ジオメトリコレクション内の、十分なポイントを持たないジオメトリ要素は消えます。
この関数は主にST_SetEffectiveAreaとの併用を意図しています。ST_SetEffectiveAreaは、頂点のM値に関する有効範囲を設定します。ST_FilterByMでフィルタリングをすることで、他の計算を行わずに、単純化されたジオメトリを得ることができます。
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ポイント数が基準を満たすのに十分でない時のST_SimplifyVWの返り値とST_FilterByMの返り値とで違いがあります。ST_FilterByMは空ジオメトリを返し、ST_SimplifyVWは十分なポイントを持つジオメトリを返します。 |
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返されるジオメトリは不正になることがあることに注意して下さい。 |
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この関数は、Z値とM値を含む、すべての次元を返します。 |
Availability: 2.5.0