ST_ConvexHull — ジオメトリの凸包を計算します。
geometry ST_ConvexHull(
geometry geomA)
;
ジオメトリの凸包を計算します。凸包は、入力ジオメトリのすべてを囲む最小の凸ジオメトリです。
凸包は、ジオメトリ集合にゴムバンドをかけて得られたジオメトリとみることができます。ジオメトリの収縮包装に似ている凹包と違う点です。凸包は、しばしば観察値のポイントの集合を基にして、影響を受ける範囲を決定するのに使用します。
凸包は一般的にポリゴンです。二つ以上の同一線上のポイントの凸包は、2点のラインストリングになります。一つ以上の同一ポイントの凸包はポイントです。
集約関数ではありません。ジオメトリ集合の凸包を計算するには、ジオメトリ集合をジオメトリコレクションに集約するST_Collectを使います (ST_ConvexHull(ST_Collect(geom))
等)。
GEOSモジュールによって実現しています。
This method implements the OGC Simple Features
Implementation Specification for SQL 1.1. s2.1.1.3
This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 5.1.16
This function supports 3d and will not drop the z-index.
マルチラインストリングとマルチポイントの凸包
SELECT ST_AsText(ST_ConvexHull( ST_Collect( ST_GeomFromText('MULTILINESTRING((100 190,10 8),(150 10, 20 30))'), ST_GeomFromText('MULTIPOINT(50 5, 150 30, 50 10, 10 10)') )) ); ---st_astext-- POLYGON((50 5,10 8,10 10,100 190,150 30,150 10,50 5))
ST_Collectを使ってジオメトリ集合の凸包を計算します。
-- 観測ポイントに基づく感染面積の推定 SELECT d.disease_type, ST_ConvexHull(ST_Collect(d.geom)) As geom FROM disease_obs As d GROUP BY d.disease_type;