第1章 導入

目次

1.1. プロジェクト運営委員会
1.2. 現在の中核貢献者
1.3. 過去の中核貢献者
1.4. 他の貢献者
1.5. 追加情報

PostGISはRefractions Research Incが空間データベース技術研究プロジェクトとして開発しました。Refractionsはカナダ・ブリティッシュコロンビア州・ビクトリアにある、データインテグレーションとカスタムソフトウェア開発に特化した、GISとデータベースのコンサルティング会社です。私たちは完全なOpenGISサポート、高度なトポロジ構成 (カバレッジ、サーフェス、ネットワーク)、GISデータの表示と編集をするためのデスクトップユーザインタフェースツール、ウェブベースのアクセスツールを持つ、 重要なGIS機能性の範囲をサポートするPostGISを、サポートおよび開発する予定です。

PostGISはOSGeo財団のインキュベーションプロジェクトです。PostGISは、多数のFOSS4G開発者と、PostGISの機能と多彩さから大きな利益を得る世界中の企業によって継続的に改善され、資金を得ています。

1.1. プロジェクト運営委員会

PostGISプロジェクト運営委員会 (PostGIS Project Steering Committee, PSC)は、総合的な指示、リリースサイクル、ドキュメンテーション、支援活動に関する調整を行っています。また、委員会は、全体的なユーザサポート、PostGISコミュニティからのパッチの受け付けと適用、 開発者のコミットのアクセス、新しい委員、APIの重要な変更といった、PostGISを含む雑多な問題に関する投票を行っています。

Mark Cave-Ayland

バグフィクスとメンテナンスの調整、PostgreSQLのリリースとの調整、空間インデクスの選択とバインディング、ローダ/ダンパ、シェープファイルGUIローダ、新機能の統合と強化。

Regina Obe

Buildbotのメンテナンス、Windows版と試験版のビルド、ドキュメンテーション、PostGISニュースグループの一般的なユーザサポート、X3Dサポート、Tiger Geocoderサポート、関数管理、新機能と大きなコード変更のスモークテスト。

Bborie Park

ラスタ開発、GDALとの統合、ラスタローダ、ユーザサポート、一般的なバグフィクス、様々なOS (Slackware, Mac, Windows他)での試験。

Paul Ramsey (委員長)

PostGISプロジェクトの副創始者。総合的なバグフィクス、ジオグラフィ機能、ジオグラフィとジオメトリのインデクス機能 (2次元,、3次元、n次元インデクスとあらゆる空間インデクス)、ジオメトリ内部構造、PointCloud (開発中)、GEOS機能の統合とGEOSリリースとの調整、ローダ/ダンパ、シェープファイルGUIローダ。

Sandro Santilli

新しいGEOS機能のメンテナンスと統合、GEOSリリースとの調整、トポロジ機能、ラスタと、低水準API関数と、これらのバグフィクス。

1.2. 現在の中核貢献者

Jorge Arévalo

ラスタ開発、GDALドライバ機能、ローダ。

Nicklas Avén

距離関数の強化 (3次元距離、関係関数を含む)と追加、Tiny WKB出力書式(TWKB, 開発中)と一般的なユーザサポート。

Dan Baston

ジオメトリクラスタリング関数の追加、他のジオメトリアルゴリズムの強化、および全体のユーザ対応

Olivier Courtin

XML (KML, GML)/GeoJSON入出力関数と3次元サポートとバグフィクス。

Mateusz Loskot

PostGISのCMakeサポート。オリジナルのPython版ラスタローダ低水準ラスタAPI関数の以前の開発。

Pierre Racine

ラスタ全体のアーキテクチャ、プロトタイピング、プログラミング支援。

David Zwarg

ラスタ開発 (ほとんど地図代数解析関数)。

1.3. 過去の中核貢献者

Chris Hodgson

以前のPSCメンバ。一般的な開発、サイトとBuildbotのメンテナンス、OSGeoインキュベーション管理。

Kevin Neufeld

以前のPSCメンバ。文書と文書補助ツール、Buildbotのメンテナンス、PostGISニュースグループでの高度なユーザサポート、PostGISメンテナンス機能の強化。

Dave Blasby

PostGISのオリジナルの開発/副創始者。サーバサイドのオブジェクト、インデクスのバインディングや多数のサーバサイドの解析機能を記述。

Jeff Lounsbury

シェープファイルのローダ/ダンパのオリジナルの開発者。現在のPostGISプロジェクトオーナーの代表。

Mark Leslie

中核機能の、継続的なメンテナンスと開発。曲線機能の強化。シェープファイルGUIローダ。

1.4. 他の貢献者

個人

アルファベット順: Alex Bodnaru, Alex Mayrhofer, Andrea Peri, Andreas Forø Tollefsen, Andreas Neumann, Anne Ghisla, Barbara Phillipot, Ben Jubb, Bernhard Reiter, Brian Hamlin, Bruce Rindahl, Bruno Wolff III, Bryce L. Nordgren, Carl Anderson, Charlie Savage, Dane Springmeyer, David Skea, David Techer, Eduin Carrillo, Even Rouault, Frank Warmerdam, George Silva, Gerald Fenoy, Gino Lucrezi, Guillaume Lelarge, IIDA Tetsushi, Ingvild Nystuen, Jason Smith, Jeff Adams, Jose Carlos Martinez Llari, Julien Rouhaud, Kashif Rasul, Klaus Foerster, Kris Jurka, Leo Hsu, Loic Dachary, Luca S. Percich, Maria Arias de Reyna, Mark Sondheim, Markus Schaber, Maxime Guillaud, Maxime van Noppen, Michael Fuhr, Mike Toews, Nathan Wagner, Nathaniel Clay, Nikita Shulga, Norman Vine, Rafal Magda, Ralph Mason, Rémi Cura, Richard Greenwood, Silvio Grosso, Steffen Macke, Stephen Frost, Tom van Tilburg, Vincent Mora, Vincent Picavet

企業

PostGISプロジェクトへの開発時間、ホスティング、直接的な金銭提供の貢献を行った企業です。

アルファベット順: Arrival 3D, Associazione Italiana per l'Informazione Geografica Libera (GFOSS.it), AusVet, Avencia, Azavea, Cadcorp, CampToCamp, CartoDB, City of Boston (DND), Clever Elephant Solutions, Cooperativa Alveo, Deimos Space, Faunalia, Geographic Data BC, Hunter Systems Group, Lidwala Consulting Engineers, LisaSoft, Logical Tracking & Tracing International AG, Maponics, Michigan Tech Research Institute, Natural Resources Canada, Norwegian Forest and Landscape Institute, Boundless (former OpenGeo), OSGeo, Oslandia, Palantir Technologies, Paragon Corporation, R3 GIS, Refractions Research, Regione Toscana - SITA, Safe Software, Sirius Corporation plc, Stadt Uster, UC Davis Center for Vectorborne Diseases, University of Laval, U.S Department of State (HIU), Zonar Systems

クラウドファンディングキャンペーン

クラウドファンディングキャンペーンは、PostGIS開発チームが走らせているキャンペーンです。欲しくて仕方ない機能に資金を与えて、多数の人々にサービスを提供できるようにするためのものです。それぞれのキャンペーンでは、特定の機能または機能の集合に焦点があてられます。それぞれのスポンサーは、必要な資金提供のうち少しだけを提供し、十分な人/組織の寄付で、たくさんの助けになる作業に支払う基金を持ちます。他の多くの人が寄付に協力してくれそうな機能に関するアイデアがありましたら、PostGIS newsgroupに、その考えを投稿して下さい。一緒に実現できます。

PostGIS 2.0.0はこの戦略を実施する最初のリリースです。PledgeBankを使い、2件のキャンペーンが成功しました。

postgistopology - 10以上のスポンサーがTopoGeometry機能の構築と2.0.0でのトポロジ対応強化とのために、それぞれ250米ドルを寄付しました。

postgis64windows - 20のスポンサーが, Windows上でのPostGIS 64ビット版に必要な作業のために、それぞれ100米ドルを寄付しました。64ビット用PostGIS 2.0.1ができ、PostgreSQLスタックビルダで使用可能なリリースを予定している最終版ができました。

重要なサポートライブラリ

ジオメトリ演算ライブラリGEOSは、Martin Davisがアルゴリズムを作成し、Mateusz Loskot, Sandro Santilli (strk), Paul Ramseyらで動作するようにし、メンテナンスとサポートの進行を行っています。

地理空間データ抽出ライブラリGDALはFrank Warmerdamらによります。PostGIS 2.0.0で導入されたラスタ機能で、非常によく使われています。 同じように、PostGISサポートに関するGDALの必要な改善でGDALプロジェクトに貢献しています。

地図投影ライブラリProj4は、Gerald EvendenとFrank Warmerdamによって作成とメンテナンスがされています。

最後ですがおろそかにできないのがPostgreSQL DBMSです。PostGISはこの巨人の肩に乗っています。PostGISの速度と柔軟性はPostgreSQLが提供する拡張性、偉大なクエリプランナ、GiSTインデクス、多数のSQL機能がないと成り立ちません。

1.5. 追加情報